クラウディア・ブラック

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アダルト・チルドレンとは何ぞや?
あなたの知人、友人にもACの人はいます。
知ってみませんか?環境がとても大事な事を..そして..回復のサポートができることを。

クラウディア・ブラック(Claudia Black、Ph、D.,M.S.W)はアメリカ合衆国のソーシャルワーカー
社会心理学博士。アダルト・チャイルド概念の生みの親
社会心理学博士でアダルトチルドレンのという用語の生みの親として国際的に知られています。

ブラック博士は、コロンビア・パシフィック大学で社会心理学の博士号を、またワシントン大学でソーシャル・ワークその他の修士号を取得しました。

嗜癖問題が全米の関心を呼ぶようになったのは1960年代でケネディ、ジョンソンが大統領の頃です。
ブラック博士は家族システムや嗜癖、依存症の研究において、1970年代から先駆的な研究を手がけていましたが、
アルコール依存症の親を持って成人に達した人たちに、いくつかの共通点があることに気づき、
彼らをAdult Children of Alocoholic (酒害家庭の子どもたち)と名づけました。
この語は略されてACOA、さらに短縮してACと言われるようになり、こんにちのアダルトチルドレンの起源となりました。

ブラック博士は、親にアルコール依存症の患者を持った子は、大人になって逸脱的な反社会的行動を起こしやすいというそれまでの定説に反論を唱え、
そういう人々はむしろ少数派で、反対に80%は静かな性格から忘れ去られていくことが多いと主張しました。

この研究は、嗜癖者を対象とする専門家のあいだで高く評価され、
またACという概念は当事者や当事者の家族たちのあいだに広まっていき、
1980年代にはアメリカではACムーヴメントという市民運動が起きるまでになりました。

ブラック博士は回復のステップを伝えています。

ステップ1=過去の歴史を探求する

過去を繰り返し語ることで、子ども時代の家族の中にあった問題や、
自分の中での喪失に気づき、かかえていた感情を解放する。
自分の体験を素直に話せないとき、自分自身そして家族の健全性の可能性をも裏切っていることのなる。
自助グループや治療の場を活用する、信頼できる相手に話を聞いてもらうなど、
安全で自分を受け入れてもらえる場で行なうことが必要。

辛い作業になると思いますが少しづつ自分の心を直視です。

ステップ2=過去と現在をつなげる

過去の痛みが、現在の自分にどう影響しているかを調べる。
感情レベルではなく冷静に自分を振り返る作業。
自分の過去は、現在の自己イメージにどう影響しているか?
人間関係にどう影響しているか?
職場での私・親としての私にどう影響しているか?……など。
自分の中にある課題に気づく。

沢山の関係書籍や同じ病を抱えて乗り越えてきている人のホームページにて過去の自分をつなげる作業のヒントを得てみて下さい。

ステップ3=取りこんだ信念に挑む

過去に取りこんだ「私は○○だ」「○○すべき」「○○であるべき」
といった考え方やルールのうち、自分を苦しめているものを手放す。

過去の出来事や経験で無意識に自分の行動パターンを作っていませんか?○○は変えていけます。迷いながらでも一歩そして一歩。
ステップ4=新しいスキルを学ぶ

別の考え方やルールのもとで生きていかれるように、
これまで学ぶ機会がなかったスキルを学び、練習しながら身につけていく。
自分を大切にする、つらさに対処する方法、遊ぶことや楽しむこと、ノーを言うこと
……など。

自分を大切にする行動は穏やかになれる場所に足を運びませんか?つらさに対処する方法に誰も自分の自尊心は傷をつけることはできないと唱えませんか?遊ぶことや楽しむことに子供の頃に好きだったスポーツを始めませんか?ノーを言うことはいけない事ではないんですね)^o^( 意思表示してノーと言ってより人間関係が深まることがありますね)^o^(
ブラック博士は、ACの挫折や障害の起源を子供時代の機能不全家庭への適応様式にさかのぼって考察し、
酒害家庭の子供たちは、暗黙のルールとして、「しゃべるな。信じるな。感じるな」という信念を持っていることが多いと述べています。

その暗黙のルールによりACの個性ができます。

ACに特徴的な徴候
傷つきやすく、閉じこもりがち
自分の判断に自信がもてない
他人に依存的。または逆に極めて支配的
リラックスして楽しむことができない
常に他人の賛同と称賛を必要とする
自分は他人と違っていると思い込みやすい
過剰に自責的な一方で無責任
孤独感。自己疎外感
感情の波が激しい
物事を最後までやり遂げることが困難
習慣的に嘘をついてしまう
罪悪感を持ちやすく、自罰的、自虐的
必要以上に自己犠牲的
自己感情の認識、表現、統制が下手
自分にはどうにもできないことに過剰反応する
世話やきに熱中しやすい
物事にのめり込みやすく、方向転換が困難
衝動的、行動的。そのためのトラブルが多い
ーたとえると終わりのないジェットコースターに乗っている気分ー
子どもが子供らしく生活できない環境

子どもに対して、身体的虐待があった。
子どもに対して、性的虐待があった。
子どもに対して、言葉によるいじめなどの精神的虐待があった。
家庭内が不和であった。
家庭内に怒りの爆発がよくあった。
愛情が欠如した寂しい家庭であった。
なんらかの脅しがある家庭であった。
家庭内でおこっていることを外で話さないように言われる家庭であった。
見捨てられることを言われる家庭であった。
他人や兄弟姉妹とたびたび比較される家庭であった
親の思い通りに制御される家庭であった。
人格や尊厳が否定されるような行動や言葉がある家庭であった。
傷つく言葉を言われる家庭であった。
罪の意識をうえつけられる家庭であった
親の期待が大きすぎる家庭であった。
他人の目を気にする、表面だけよくふるまう家庭であった。
多くの秘密がある家庭であった。
容姿をからかわれることがある家庭であった。
自分の存在を否定された家庭であった。
依存症や共依存の者がいる家庭であった。
家庭内ルールに一貫性がない家庭であった。

親が何らかの理由で、子どもが子供らしく生活できない環境を作っていると、子どもは自分がわからない、自信がない、人からの評価ばかりが気になる大人になっていく。そんな環境で育った人たちに向かって書かれている本です。
町の大きな図書館にも書籍はあります。回復の方法を探る為にページを開いて下さい。一冊の書籍との出会いであなたのそして家族の笑顔がふえますように。

クラウディア・ブラック博士は現在(2013年現在)
嗜癖障害問題の教育ビデオを多数作成し、米国内と海外でワークショップとセミナーを主催しています。

参考書籍
●私は親のようにならない―嗜癖問題とその子どもたちへの影響
●子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方
●もちきれない荷物をかかえたあなたへ―アダルト・チャイルド、そして摂食障害・依存症・性的虐待…いくつもの課題をのりこえる生き方の

クラウディア博士の公式ホームページ(英文)
http://claudiablack.com/

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