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目次
アルコール依存症から抜け出す本
● 監修 樋口 進
依存症の進み方、治療法から相談先までを詳説。患者家族が知りたい情報をまとめた決定版。
2013年現在、独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター院長。精神科医の樋口進先生監修です。
どこまで飲むと、アルコール依存症なのか・依存症は酒癖ではなく病気・困ったら、どこに相談するか・精神治療や薬物治療を受ける
各章にてイラストをたようし、初めてアルコール問題関連の本を読まれる方には理解しやすい構成になっています。
特徴的な症状から治療法までを徹底解説しています。
2011年3月作成のアルコール依存症の治療が受けられる医療機関全国版リスト付きです。
まえがきより
アルコール依存症から抜け出すためには、まず問題を家庭内に閉じ込めないことが大切です。
こちらの本はご家族の方におすすめ度100%です。困ったら、どこに相談するかの章はご家族の道しるべになります。
そして、現在通院をしている方が初心を忘れない為にも本棚に据え置きたい一冊です。
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お酒についてのまじめな話
●著者 西原理恵子/月乃光司
旦那さんがアルコール問題を抱えている方におすすめの本です。
元夫のアルコール依存症に悩んだ漫画家・西原理恵子がアルコール問題を抱える家族へのアドバイスや自分自身の気づきなどを、そして、青年期に自身が若年性アルコール依存症になった経験をもつ月乃光司さんは回復の過程や依存症の認知活動を語っています。
この病気についての対談コーナーでは当時の混乱と不安を、家族と当事者という立場からどのようにすれば、どんな助けが必要なのかを語り社会に発信しています。
巻末には相談先リストがあります。
西原理恵子さんコメント
ーわたしが一番後悔しているのは、6年間がまんしてしまったことです。ー
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酔いがさめたら、うちに帰ろう。
●著者 鴨志田穣
アルコール依存症であった鴨志田氏の自伝小説。
吐血10回目にアルコール病棟に強制入院!
アルコール依存症により夫婦決別、家族崩壊!
その時期には、鴨志田氏の体は限界になり悲鳴をあげていた。
断酒をできるのか?元妻はどうするのか?子供たちとの関係は?
アルコール依存症の入院生活の中で出会う人々は、読まれる方によっては理解不可能な出来事もあり、なぜに?ちょいと君たち?映画やドラマじゃないんだから…
これがアルコール依存症を患った一人の生き方であり、現実なんです…
鴨志田氏がなぜアルコール依存症や他の薬物使用を公表することになるノンフィクションの本を書き綴ったのか!
そのことを考えながら本読みすると沢山の知恵をもらえました。
鴨志田氏は 2007年腎臓がんのため天国へ…
そして私を含めて懲りない面々に喝!だけど懲りない面々に根付く大地と太陽を。
ーこの小説は映画化もされました。ー
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よくわかるパニック障害・PTSD
● 監修 貝谷 久宣
突然の発作と強い不安から、自分の生活をとり戻す。
イラストを多用し、コンパクトな文章でわかりやすく解説した、読みやすい1冊です。
不意に起きる激しい動悸などの発作と、強い不安におそわれる、パニック障害。生死にかかわるようなストレスが原因で起きるPTSD。2つの病気の治療法をわかりやすく解説。
2つの病気には、強い不安感や恐怖心が根底にあり、日常生活にも支障がでてくるのが特徴。
それぞれの症状、原因、トラウマ体験、どのような方が患いやすいか。治療、精神療法。
根底に 不安気質 があり うつ病やほかの不安障害を併発しやすい。
その不安心理からアルコールを乱用、依存に陥るケースがあります。
アルコール、タバコ、コーヒーの作用、リスクの解説。
回復体験記の掲載があります。
心の病気は人それぞれのプロセスをたどります。回復にも人それぞれのプロセスがあります。
◆トラウマを認めることで、考え方のゆがみを見直せるようになった男性。
心の傷を認める。自分の行動も認める。人への影響を認める。
勉強になった事 ー不安気質からの脱却ー
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よくわかるパニック障害・PTSD―突然の発作と強い不安から、自分の生活をとり戻す (セレクトBOOKS こころのクスリBOOKS) |
境界性人格障害=BDP はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ
●著者 Paul T.Msaon Randi Kreger
大切な人が自傷行為や薬物、アルコールの乱用、激しい感情でどのように接すればいいのか苦悩の方へ
境界性パーソナリティー障害(ボーダーライン)をもつ人のまわりには、予想できないような行動に困惑しながら日々を過ごしている人が大勢います。
そのような行為に振り回されずに彼らと付き合うにはどうすればよいか。
その対処方法を、たくさんの体験談を交えながら、わかりやすく具体的に説明した本です。
行動パターン、思考パターン、感情パターンはどのようなものか?
ボーダーラインの定義はどのようなものか?
そして、ノンボーダーラインの方がどのように境界線を引くのかを導いています。
何度も読み返してください。そのたびに感じ、ひらめき、行動に変化がでます。
現在自傷行為や見捨てられ不安感があるボーダーラインの方は本を開くことをおすすめできません。
病院通院、カウンセリングなどで相談して承諾されてからお読みください。
※邦訳が境界性人格障害から境界性パーソナリティ障害と変更され、また日本精神神経学会も2008年5月に境界性パーソナリティ障害に用語改定をしました。一般では英名からボーダーラインと呼称される事もある。
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境界性人格障害=BPD(ボーダーライン・パーソナリティー・ディスオーダー)―はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ |
禁酒セラピー
●著者 アレン・カー
お酒という迷路を抜け出す正確な地図。画期的な禁酒法。
禁煙と同じように、禁酒をコントロールすることは簡単!
という うたい文句!!
そんな 簡単じゃありません(ー_ー)!
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
けれど 心の持って行き方は勉強になります。
やさしい禁酒のための16の決まりごと
指示が書かれています。
依存症からの回復には自己分析が必要ですもんね。心の観察の1アイテムになります。
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わかってほしい
●著者 MOMO
虐待をする親でも、子どもにはその人しかいない。虐待を少しでもなくし、自分を変えるための絵本。
わたしが初めて書店にて、この本を読んだとき涙がとまりませんでした。
機能不全家庭にて育っていく時の心の状態を
クマのぬいぐるみに置き換えています。
心が傷ついていく過程にて感情が分裂していくこと。
疑問に思う事、憎しみが生まれること。そして、愛されたいと願う気持ち。
この絵本にはすべてが凝縮されています。
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注意※現状にて感情が不安定で苦しい方は、安定期にて読んでください。
鏡の法則
●著者 野口 嘉則
インターネットで爆発的にひろがった、真実のストーリー。
鏡の法則とは、私たちの人生でおこる出来事は、私たちを映し出す鏡であるという法則です。
うまく物事が進まない時は、自分自身の心の問題。
子は親の心の鏡、環境は自分の心の鏡。
内容にすべて納得とまではいかないが、とても自己観察のヒントが満載でした。
心理学の投影に関連すると思います。
この本を読んだ後に投影について調べられると自己分析に役立ちます。
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私は親のようにならない
●著者 クラウディア・ブラック
嗜癖者を抱える家庭環境で育つとどんなことが起きるのか?
子ども時代の虐待や無視というトラウマはどんな影響を人生に及ぼすのか?
回復のためのにはどのようなステップをしていくのか?
アルコホリックの問題とその連鎖とは?
彼らがなぜか親のようなアルコホリックとなったりアルコホリックの配偶者をもったり、他の依存や健全な人間関係を築けないといった問題になぜ直面するのか?
背負いすぎてしまった重荷を降ろす為のバイブル本になるであろう一冊です。
サバイバーとしての誇りは、生き残る能力を超えて、力強く成長する。
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いまここから始めよう
●著者 伊藤 守
いろいろあったけど、だいじょうぶ、いまでもいろいろあるけれど、いまここから、始められる。あなたに勇気をおくる55のヒント。
1998年初版発行ベストセラー
一時はコンビニにもあったよね。
勇気をくれる一言集かな。
挫けそうなとき、迷った時に助けられています。
運命からの脱却をして自分の道を創る。
この本は 2006年に購入 いまでも ふと読み返します。
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「断酒生活」のすすめ
●編者 東峰書房
アルコール依存症は長年の飲酒による脳細胞の変化で飲酒量のコントロールが効かなくなる病気。
自助グループの仲間に薦めて頂いた本です。
アルコール依存症の地獄を体験した方の体験手記。
40名程のドキュメンタリー。
題名で断酒のすすめとあるように断酒を継続されている方の手記です。
断酒の難しさ、断酒の望み、断酒の幸せ。
それぞれ一度の人生にて、懸命に道を切り開いています。
ーあなたも酒がやめられるー
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肝臓病の食事
●著者 森野 真由美
慢性肝炎や脂肪肝、肝硬変の軽い時期(代償期)などの人を対象とした、朝、昼、夕の食事を紹介している。
肝臓の数値があがり食事に気を付けていた時に読みました。
肝臓の機能説明もとてもわかりやすい本です。
ビタミン、ミネラル、タンパク質
食事のバランスを考えるようになる事は回復につながります。
●自分の体を大事にしようと思う心●
再飲酒につながらない気持ちが生まれます。
アルコール依存症が進んでいる時は、食生活はめちゃめちゃになりますもんね。
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PTSD人は傷つくとどうなるのか
●編者 加藤 進昌/樋口 輝彦
こころに残った大きな傷が今でも鮮やかによみがえり、苦しんではいませんか。それはPTSDと呼ばれる病気かもしれません。
ストレスと脳、PTSDの症状、
どのような事柄や災害で心的外傷を起こすか。
戦争、天災、いじめ、虐待、暴力、交通事故などでの心の後遺症についてです。
わたしは PTSDは恐怖から始まるのかなと考えます。幼いころの両親の不仲による暴力の目撃も恐怖です。
ACの方は恐怖に耐えていきてきたのでは….
PTSDについて詳しく書かれている書籍です。
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